wikipediaや掲示板などでは機動戦士ガンダムSEEDのキラ・ヤマトやラクス・クラインは理想、思想が間違っていると書かれていることが多いですが、皆さんはどう思いますか?
僕はデュランダルの作ろうとした世界は絶対に間違っていると思いますし、ラクスやキラが止めようとしたのは正しいと思います。
一言で言うとキラ・ヤマト等の行動に、法的根拠が全く伴わないからです。
正義のためなら手段を問わない、という事は許されないのです。
●フリーダム強奪
フリーダムガンダムは元々ザフトのMSでしたが、プラント有力者の娘ラクス・クラインがあろうことか元敵パイロットのキラ・ヤマトに与えてしまいました。
フリーダムはプラントの財産であり、クライン家の私物ではありません。
しかも当時最新鋭、間違いなく国家最高機密に属する強力な兵器です。
当然ながらラクス・クラインは泥棒であり、国家反逆罪の重罪人であり、はっきり言って売国奴です。
一個人が盗んだ強力な兵器をちらつかせてする主義主張に説得力がある訳ありません。
アメリカで将軍の娘が戦闘機を無断で彼氏に与えたらどうなるか考えてください。
●フリーダム所有
フリーダムは兵器であり、また核という極めて危険な動力で稼動しています。兵器を個人所有するだけでも問題なのに、核まで保有。現在の地球上で、個人で核保有してよいという法や国家はどこにもありません。それは核が制御の難しい、しかも暴走すると大量破壊に繋がる危険な物質だからです。たとえ未来だろうとそれは変わらないと思われます。
法的根拠を体裁だけつけて、ほぼ個人で核保有している北朝鮮の金正日みたいな状態です。
●交戦権の欠如
フリーダムを入手したキラは地球連合軍にもザフト軍にも属さない第三の立場で戦場に舞い戻ります。第三の立場と言えば聞こえはいいですが、彼には交戦権がありません。。国際法上、戦争に参加していいのは交戦権を持った国家の軍隊です。M.I.A(戦闘中行方不明)になったキラ・ヤマトには国家の後ろ盾がありません。当然交戦権を主張しようが無い身分です。交戦権を持たない人物が戦闘に参加することを「テロリズム」と呼びます。
またキラ・ヤマトは原隊復帰していないのでもう軍人ではありません。警官でも検察でも刑罰の執行人でも無く、彼の主義主張による攻撃は単なる私刑(リンチ)です。
アメリカでKKKが黒人を絞首刑にしているのと同じレベルなんです。
●ラクス率いる集団
フリーダムを強奪し逃亡したラクス・クラインはその財力に物を言わせ、戦艦とMSとMS用サポートメカ、私兵まで用意して戦場に戻ってきます。前述のキラ・ヤマト同様、彼女にも交戦権はありませんし、集団としての根拠もありません。ラクス・クラインは民衆から選ばれた国家元首ではありません。また彼女率いる集団は他国に国家承認されていません。そんなラクスに率いられた集団は現実的にはテロ集団でしかありません。
政治的根拠を持たない武装集団というのはオウム真理教と同じです。
●これらを知らなければ
美形が強力な兵器で相手を倒しまくるシーンは何か格好よく見えて、正しい事をやっていると錯覚してしまいます。
要するに「子供だまし」なんです。冷静に見るとやりたい放題の主人公がひたすら褒めちぎられる薄っぺらいお話にしか見えないのです。
そもそも彼らの理想や思想が伝わってきません。
戦争を止めたいと言う様な事を言っていましたが、戦争というのはそれをする理由が有るからするのであって、その部分を無視して局地的な戦闘を多少妨害したところで止められる訳がありません。
そして彼等にはその理由を政治的に解決する力が有りました。(ラクスは両陣営にスパイが多数存在するクライン派のトップであり、キラの姉のカガリはオーブの国家元首で連合とのパイプを持っていた。)
現実的な解決手段を用いず無意味な戦闘を繰り返すだけだった彼等に、何らかの正当性が有ったとは思えません。
デュランダルの本当の目的は人が持つ遺伝子情報でどんな職業に適合出来るかを判別し、それに合った教育を受け潜在能力を引き出しコーディネーターとの差を埋め差別を無くす事から始めようとした。これがディスティニープランです。しかしキララクはそれを間違った形で理解し都合のいい理論を掲げ、立場を利用すればいいものを平和的ではなく武力で制圧したから批判されているのです。彼らの覚悟とはなんでしょう?平和的解決を求めず唯自分達だけが正しいとしか言わず意見が違えば攻撃する…戦い続ける覚悟と言うならそれは平和を望むと言えません。
要はキレイごといってるから嫌われてるんだと思います。
兵器持ってたり守る為に先手を打つことはガンダムでは特に変なことでもないし…
多分カガリとか自分たちが先導して世界を良くしていこうって考えだったんじゃないんですかね?
…まぁかなーり難しいとは思いますが…何もしない人よりは良いんじゃないかな。
またそういうとこが気に入らない人もいると思いますし…勝手とも捉えられますしね。
デュランダルの作る世界なんですが…
その世界になっても戦争が起きる可能性はあると思います。
戦闘に適正のあるキラみたいな人が出て来たらなおさら…
そしてキラ達は自分たちが正しいことをしてるのかどうか分かってません。
むしろただのわがままなんじゃないかとか言ってます。
でもカガリ達を守る為に最後レクイエムのステーションを壊しに行きました。
あの状態だと直接撃たれる可能性がありましたしね。
最終回の戦闘はあの場合必ず起きる戦闘です。それは議長もラクスも分かってました。
主人公変更、使い回し、過去のガンダムネタの使用、総集編は問題ですけど…
まぁ変なとこが多いのも事実ではありますから批判されても仕方ないってとこもありますけど…
確かにデュランダルを止めたのは正しかったかもしれませんが、なぜあそこまでオーブを守ろうとするのかが謎、そもそもジブリールを逃がしてしまった後にオーブがなんの責任も負わず他の国もオーブを糾弾しないのも謎、首長が変われば今までの罪は全て帳消し?そんな甘くないでしょ。それにラクスが言った事はなんでも無条件で正しいと言うアークエンジェルとオーブは洗脳でもされてんじゃないのかと思う程です。だいたい殺さずを信念にしていたくせに最も戦火を広げ犠牲者をだしたのはラクス・キラ・オーブでしょ。
・DESTINYに関して
たしかにキラやラクスの『理想』、『思想』はまちがっていないと思います。
デュランダルが言うように人の人生が完全に統制された世界はおかしいと思うし、
最終面で「明日がほしい」と言うのも間違っているとは思いません。
しかし問題はそれを実現するために行った「行動」だと思います。
不殺だなんだと言っても戦争をしている間にいきない介入し、
武器を向けて争いはやめろなんて言うのは暴論です。
最終的にデュランダルを倒そうとしたのでも、
自分は根本的にはラクスが襲撃されたことに対してやキラの能力を守ろうとしたなど、自衛的な行動の結果であったと解釈しています。
まぁそれ以前にパンクや主人公交代などを始め作品としての評判が悪いって言うのもあると思います。
長文失礼しました。
まず初めに…自分はキラ達オーブ組が大が付くほど嫌いです。
よって、かなり偏った意見になると思われます。
不快に思われた方がいらしたら、すぐにでも回答を削除いたします(^_^;)
では…
戦争を止めろ、戦うなとか言ってる本人達が中立国であるオーブに兵器を秘蔵し、しかもそれが、よりにもよって核兵器…
この時点で相当にむちゃくちゃな事をしていると思いませんか?
カガリなんかは「強い力が争いを呼ぶ」と言ってましたが、その本人達がそれを自ら実践してるわけで…
Wのヒイロ達やOOのソレスタル・ビーイングは自分達がいかに矛盾した存在で、いかに罪深い行いをしているかという事を理解した上で行動していました。
ですが、キラ達は自分達の行動が間違っているとは思ってない、矛盾しているとは思っていないから余計にたちが悪いです。
これだったら、最初から潔く自分達が戦争の抑止力になるという事を言っていれば、自分はまだ良かったと思っています。
そして何より、彼らは自分達の考えを押し付けるだけで、人の話を聞こうとしない。
これもどうかと思いました。
そして、自分はキラ達が議長の思想をあそこまで否定した理由がいまいち分からないんですよね。
「変わらない未来が嫌だから」と言ってたような気がしましたが、いまいち説明不足というか…「え、それだけ?」って感じです。
確かに議長の最初から各々が決まった未来を生きる、そしてそれにそぐわない物は排除する…という考えも行き過ぎな気がしますし、どうかと思います。
ですが、これだと議長が言うように戦争は起きないと思うんですよね。
ですが、キラ達の思想では結局再び戦争が起こる可能性は十分あります。
この戦争が起きるか起きないかで言えば、自分は議長の考えも悪くはないと思います。
ていうか、そもそも何故キラ達が正義の味方で、議長が悪者のように描かれているのかが理解出来ません。
あのシナリオだと、議長の考えって別に悪くなくない?と思えてしまうのが、なんとも…
否定するなら、もっと明確で説得力のある理由で否定してほしかったですね。
以上、個人的な意見でした。
もうちょっと劇中でキラ達の考えや行動について、詳しく描写してくれていたら、また考えは変わったと思うのですが…
現に「スーパーロボット大戦Z」で描かれている種死のシナリオは素晴らしいと思いました。
あのシナリオをアニメでやってくれてたら、自分はキラ達をここまで嫌いになる事はなかったと思います(^_^;)
自分の考えではデュランダルは正しいわけではないがキラ、ラクスも正しいわけではない
って事だと思いますが
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